AcroYAMALEX/acro-yamalex-llmjp-4-math-tir
acro-yamalex-llmjp-4-math-tir(データセット) 日本語数学推論のためのTool-Integrated Reasoning (TIR) データセットです。 自然言語による推論とPythonコード実行を組み合わせたマルチターン形式のデータセットで、OpenWebMathから抽出・生成した問題に対してDeepSeek V3を用いてTIR形式の解法を生成しました。 本データセットはFT-LLM2026コンペティションにおける我々のアプローチの一部として構築されました。 データセット概要 項目 値 データ件数 134,834件 言語 日本語 ソース OpenWebMath 生成モデル DeepSeek V3 (deepseek-chat) フォーマット JSONL(マルチターン対話形式) データ作成手法 OpenMathReasoning(NVIDIAのAIMO-2優勝手法)の枠組みに基づき、以下の手順で作成しました。… See the full description on the dataset page: https://huggingface.co/datasets/AcroYAMALEX/acro-yamalex-llmjp-4-math-tir.
acro-yamalex-llmjp-4-math-tir(データセット)
日本語数学推論のためのTool-Integrated Reasoning (TIR) データセットです。 自然言語による推論とPythonコード実行を組み合わせたマルチターン形式のデータセットで、OpenWebMathから抽出・生成した問題に対してDeepSeek V3を用いてTIR形式の解法を生成しました。
本データセットはFT-LLM2026コンペティションにおける我々のアプローチの一部として構築されました。
データセット概要
データ作成手法
OpenMathReasoning(NVIDIAのAIMO-2優勝手法)の枠組みに基づき、以下の手順で作成しました。
Step 1: 問題の作成(OpenWebMathからの抽出)
OpenWebMathから日本の高校数学レベルに相当する問題素材を得るため、以下のフィルタリングを実施しました。
- ドメインフィルタ: 数学関連ドメイン(math.stackexchange.com, artofproblemsolving.com等)のみを選定
- トピックフィルタ: DeepSeek V3で各ドキュメントの数学トピックを分類し、高校数学に関連するトピック(代数、幾何、微積分等)を抽出
- カリキュラムフィルタ: 日本の高校数学カリキュラム(数学I/II/III/A/B/C)との適合性を判定
- 問題生成: フィルタ通過ドキュメントから2種類の問題を生成
- 式の変形問題: 数式の導出過程を問う問題
- 数値計算問題: 具体的な数値を求める問題
Step 2: TIR解法の生成
問題に対してDeepSeek V3を用い、TIR形式の解法を生成しました。プロンプトではPythonコードを用いた段階的な推論を指示し、<think>タグ内に思考過程、コードブロック内にPythonコードを記述させています。
Step 3: Pythonコード実行
生成されたコードブロックをサンドボックス環境で実行し、出力結果を` `output `ブロックとしてモデルにフィードバックしました。実行エラーが発生した場合もエラーメッセージをフィードバックし、モデルに修正を促しています。
Step 4: マルチターンループ
最大5回までコード実行とフィードバックを繰り返し、最終回答(\boxed{}形式)が生成されるまで対話を継続しました。
Step 5: 回答検証
生成された最終回答を元の正解と以下の3段階で照合しました。
Step 6: 品質フィルタ
正解したデータに対して、コードの新規性(novelty)と重要性(significance)を評価し、低品質なデータを除外しました。
データフォーマット
各行は以下のJSON構造を持つJSONLファイルです。TIRデータはマルチターン対話形式で、コード実行結果を含みます。
{
"messages": [
{
"role": "system",
"content": "あなたは「自然言語の推論」と「Pythonコードの実行」を組み合わせて数学問題を解くアシスタントです。..."
},
{
"role": "user",
"content": "正の整数 a_0 に対して数列を次の漸化式で定義する..."
},
{
"role": "assistant",
"content": "<think>\nPython を使ってシミュレーションしよう。\n</think>\n```python\ndef compute_sequence(a0):\n a = a0\n ...\n```"
},
{
"role": "user",
"content": "```output\na_0 = 11, a_1 = 88, ...\n```"
},
{
"role": "assistant",
"content": "<think>\n結果を分析すると...\n</think>\n最終答え: $$\\boxed{42}$$"
}
]
}フィールド説明
用途
- 日本語数学推論モデルのSFT(教師あり微調整)
- Tool-Integrated Reasoning(コード実行を伴う推論)の学習
関連リソース
参考文献
- Ivan Moshkov et al. "AIMO-2 Winning Solution: Building State-of-the-Art Mathematical Reasoning Models with OpenMathReasoning dataset." arXiv:2504.16891, 2025.
- Keiran Paster et al. "OpenWebMath: An Open Dataset of High-Quality Mathematical Web Text." arXiv:2310.06786, 2024.
- DeepSeek-AI. "DeepSeek-V3 Technical Report." arXiv:2412.19437, 2024.
著者
佐々木峻・山本大輝・樋口慎・吉岡駿(アクロクエストテクノロジー株式会社)
ライセンス
MIT License
